究極の「田んぼのはなし」
こんにちは。
旨い酒飲んでますか!?
さて今回のネタは『蔵の匠』が語るちょこっと勉強!
「田んぼのはなし」
杜の蔵のある三潴町は福岡県有数の農業地帯で、福岡県酒造組合が
主体となって開発した酒米「夢一献」のほとんどが三潴町で作付けされています。
そして杜の蔵でも会社の隣の自社田で夢一献を栽培しています。
とは言っても1反半の小さな田んぼ。
ばっちり穫れても純米酒1仕込み分にもなりません。
そこで、この田んぼは
「我々社員が、酒造りの究極のスタートである稲作を習得し、
酒造りとの関連を学ぶ試験田」
として採算度外視で米作りを行っています。
ところで「酒粕(粕取)焼酎」をご存知でしょうか?
詳細は省きますが、現在ある焼酎の原点ともいえる古来の焼酎で、
酒粕を原料としています。実はこの酒粕焼酎、江戸期には焼酎本体よりも
製造の残り滓である「下粕」が抜群の肥料として重宝され、農業増産に
大きく貢献しています。つまり肥料メインで焼酎オマケ。
①地元の酒米から日本酒を造る
↓
②その酒粕から焼酎を造る
↓
③その下粕から肥料を作る
↓
④その肥料で酒米を作る(①へ戻る)。
理想的な循環型農法が江戸時代には完成していました。
このリサイクルシステムの再現を今年の「杜の蔵農園」のテーマとし、
4月には粕取堆肥を仕込みました。フカフカのいい堆肥が出来てます。
田植え前に田んぼに鋤き込む予定です。
ちなみに化成肥料は全くなし。
別にこれは近代農業を否定する訳でも、ビオデミナやオーガニックを
盲信する訳でもありません。古典を体験し改めて理解することで、
いまの仕事の意味を知り、更に質を上げることができる。
あれ?なんか酒造りと全く同じだ。