意外なところに名店は存在する。

2009年 2月 6日

美野島商店街を城南線の方から歩いて行くと、右手に一際大きい提灯が目につく。
しかもその提灯には「喰」と大きく書かれているので余計に目立つ。

幻と言われている天草大王を喰う店、「喰」に行って来た。
外観は何処にでもある普通の居酒屋。内装もそんなに洒落ているわけではない。
しかし、出している料理はこだわりの鶏、「天草大王」のみなのだ。 

コース料理一人前を二人で食べ、単品をいくつか頼んだ。
まずは、刺身三種盛り、白肝、肝、砂ズリ、ササミ。あれ?4種あることに、書いてる今、気がついた。

美味い!白肝を出せることがさらに珍しいらしい。いきなり日本酒が欲しくなる。  刺身三種 
酒 
皿にもこだわりがある。
皿 
黒に統一され、金の文字で「天草大王を喰う店」と書いてある。なんだか力強い。

店のテーブル席の壁には、天草大王がなぜ幻だったのか、どうやって復活したのか、という歴史が書かれている。ぼくらはカウンターだったのでゆっくり読めなかったが、次回はテーブル席を予約してゆっくり読ませて頂くことにする。 

次は、むね身のカルパッチョ。  カルパッチョ 
特製のタレと秘伝のごまドレッシングとの相性が絶品で、水菜ともよく合うし、ますます食が進む。これは食べておかないと損!

そして、お待たせの炭火焼
写真では量が少ないように見えるけれど、コース料理の一人前だから普通の一人前よりも少ない。香りもたまらず、食してみる。

柔らかい。

地鶏の堅さなんか全くなく、柔らかくてジューシーな鶏の味がする。美味い!酒にも勢いがつく。次は単品で頼んでいた、串焼き。  炭火焼 

焼き鳥 
せせり、ぼんじり、皮の3種。ぼんじりは最高に美味い!これも食べなきゃ損! 

そして、間髪入れずにやってきたのが、くんせいサラダ薫製サラダ 
もちろんこのくんせいも天草大王だ。
たっぷりの水菜にまたもあの絶品ごまドレッシングがこれでもか!とかけてあり、食の欲を煽ってくる。 

コース料理の最後は。一人用の小さな鍋がやってくる。 鍋 
シンプルな鍋だが、香りよく意外に上品な味がする。 鍋2 
天草大王のエキスがたっぷり染込んだダシが野菜の味も引き立て、一気に食べ、さらには飲み干してしまうくらい美味い! 残ったダシ汁に麺を入れて最後まで楽しむ。 
麺 
実はこの麺までを予想していた僕は、炭火焼の時に出ていた、ゆず胡椒とニンニク唐辛子(これも絶品)を少し残しておいて、コース最後の麺に入れてさらに楽しもうと皿の片隅に取っておいたのだ。 

結構な量が一人前として出てくる。二人で食べたので何となく物足りない感じ。連れとの話も盛り上がってきて、なんとなくもう一杯飲みたくなったので、追加で唐揚げと皮キムチを頼むことに。 天草大王は、大王というだけあって鶏としては大型。どれくらい大きいのか?というのがこの「唐揚げ」で体感することが出来る。 唐揚げ 
写真で見て判るだろうか?この大きさが!
これも外せないメニューのひとつだ。唐揚げを夢中で頬張り、食す。 

そして、これは大当たり!!「皮キムチ皮キムチ 
これは日本酒の肴として抜群!
一つ残念なのが、日本酒がメニューとしてちょっと寂しいところだ。ぜひとも種類を増やしてほしいと願う。
 
コストパフォーマンスもよく、良いものが食べれるお店が少なくなってきた。気の合う仲間と飲みながら、最高の鶏を喰らい、酒を飲み、いい気分になれる。

飲食は厳しいと言われる昨今、この店の提灯はいつまでも灯していたい。訳の分からない鶏を食べるくらいなら、この店に来て欲しい。幻の天草大王を思う存分堪能出来る。次は、コースを一人で堪能してみたい! 
天草大王を喰う店、「喰」、お勧めです!!

■天草大王を喰う店 「喰」■
福岡県福岡市博多区住吉5-19-7
092-483-4883

「おっちゃんの秘密基地」

2008年 11月 25日

■灯台下暗し。

ビルの地下にこっそりオープンしていた「海の味 有福」というお店に行って来た。
有福
五島列島の有福という島出身の店主が営むカウンターだけの店だ。
10人ほどしか座れないカウンターには、ドリンクメニューが置いてあるだけ。料理は店主のおまかせコース(3000円だったかな?)のみ。

食前酒として梅酒のソーダ割りを。茄子のおひたしあん肝えびと続け様に出てくる。そして、毛蟹が出てきた時に日本酒をオーダー。

茄子のおひたしあん肝
えび毛蟹
日本酒
梅酒ではなくいきなり日本酒からにしておけば良かったと後悔。

焼酎をほとんど飲まないので、どんな料理にどういう焼酎が合うのか判らないが、この店の料理は絶対に日本酒を飲んでほしい。そうしないと後悔するはず。

刺身とミニ寿司
次に出てきたのは、刺身とミニ寿司

ぶり、いか、あじ、さば、秋刀魚の炙りが刺身で、生秋刀魚、イカウニ、ぶり、さば、鰹のハラミにミョウガのミニ寿司。
観て楽しみ、食して楽しむ、人数分出てくるので喧嘩もしない。鰹のハラミは特に美味しかった。

ミニ寿司で有名な某高級料理屋で料理長だった店主。
この値段で食べれるのが嬉しい。そしてこの一口サイズがちょうどよく食べやすい。

そして絶品だったのがこれ!箱河豚の味噌焼き
箱河豚の味噌焼き箱河豚の味噌焼き
店主が幼い頃から島で食べていた料理らしく、自分たちで捕まえておやつ代わりに食べていたという。出された時に「ご飯が欲しくなりますよ。」と店主。ホントにご飯が欲しくなる。だから日本酒を飲み過ぎてしまう。

そして、さらに日本酒を飲ませてしまう楽しい料理が出てきた。
まさに“酒の肴”
焼酎のキャップの裏を皿代わりに。食べてひっくり返すと銘柄が判る。
焼酎のキャップを裏にして皿代わりにアテを盛りつける。食べてひっくり返すと銘柄が判るというちょっとした遊び心を演出する。

一つ食べてはぐびっと日本酒を、また一つ食べてはぐび。気をつけてないと、ホントに出口が遠くなる。いつまでもこのカウンターで酒を飲んでいたくなる。ん?これが狙いか?
ふと店主を見ると策にハマったなと言わんばかりの顔をしてニヤニヤしている。

「おっちゃんの秘密基地みたいでしょ?」と一言。

そのとおり。
寂れた?(失礼)ビルの地下にひっそりと佇む秘密のカウンター。
しかも美味い料理を食しながら自分の世界を作る。
男の夢?

最後に出てきたのは、“アンコウの時雨鍋”。これまた絶品。
あっさりしてて身体も温まる。今からの季節にはたまらない締めの一品だ。
アンコウの時雨鍋アンコウの時雨鍋

ちょっとしたデザートが出ておまかせコースは終了。
程よく飲んで気分良く、鍋で身体も温まり、なんだか癒された気分で家路につく。なんとも最高な気分にさせてくれる店。
ホントに今、こういう店が少ない!!そして、こういう遊びが出来る大人が少なくなった。

自分がまだ20代前半の頃、粋なおっちゃんたちに粋なお店に連れて行ってもらっていた。そして食とは?酒とは?を学ばせてもらっていた。
だからチェーンの居酒屋には学生の頃も含めてほとんど行ったことがなかった。

今、3000円で居酒屋で食事をするよりも小さいながらも美味しいものだけで勝負している腕のある店主がいる店で楽しめる大人や、中州で飲むことよりもバーで飲むことの楽しみ方を教えてくれる大人がどれだけいるのだろう?

自分もあの頃教えてもらったように、そういう歳になった時には教えられる人間でありたいと思って歳を取ってきた。
まだまだ未熟だけど、その辺のくだらない食事で満足している大人たちとは自分は違うと断言出来る。そして、もっと食のこと、酒のことを勉強して、この店のカウンターで粋な大人を演出してみたい。
決して愚痴など言わない人間と一緒に。

 

シャンパンに合わせたスペシャルディナー

2008年 3月 4日

今回はちょっとお遊び。

年末、ふらりと入った某激安酒店の店の奥に、ワインセラーがポツンとあった。
なにげに中をのぞいてみると…
ん?え??なんでこんな店で??というようなワインがずらり!
しかもセラーのカギ掛かってない。
おそるおそるドアを開け、一本のシャンパンを取ってみた。

「ラ・グランダーム1990」
ヴーヴクリコ社の最高級シャンパンだ。しかもヴィンテージが1990年!!
どういう経緯でこの寂れた(失礼)田舎の激安酒店まで辿り着いたか知らないが、状態はどうなんだ??
しかし、セラーには他にも、前回のコラムで書かせてもらったドンペリのエノテークや5大シャトー、ナパのオーパスワンまである。しかも、店の名前の通り、「激安」なのだ!何年このセラーで眠っていたのか判らないが、この「ラ・グランダーム」かなりお買い得には間違いない。あとは、開けてみての状態次第だ。

かなりギャンブル。
頭の中で葛藤すること数分。
悪魔(バッカス)の誘いに負けてしまった僕は、当初の目的であった日本酒を買う事をすっかり忘れて、箱に入ったグランダームをレジへ持って行ったのだった。

さあ、最高級プレステージシャンパンを買ったが良いが、食事はどうする?
ただ飲むだけでは面白くない。
しかし、最高のシャンパンの可能性だって十分残されているのだから、最良の料理と一緒に味わいたい。
何処が良いか?誰の料理が良いか?

いろいろ考えていると、一人の料理人が頭に出て来た。
「岡村鉄平」

去年、薬院にオープンした「タパス オキ」のシェフだ。
同じ薬院にあるフランス料理「アトリエオキ」の姉妹店。タパスとは、スペイン料理などで言われる小皿料理の事。「タパス オキ」はイタリアンをベースにした創作小皿料理を出す。小皿料理だけあって、単価が安くて、気軽に入れる店で、ディナーに行くも良し、飲んだ帰りのちょっと小腹を満たしに行くもよし、と夜中まで開いているので使い勝手の良い店だ。

そんないい感じの店で腕を振るっているシェフの岡村さんに、いつもの小皿料理ではなく、あなたのフルコースを作ってもらえないだろうか?
しかも、“「ラ・グランダーム1990」にあわせた料理を”という無茶苦茶なお願いをしてみたら、笑顔でオッケー!
かなり失礼なお願いに心良く了解して頂き、改めて感謝します。
ありがとうございました。

そして、そのギャンブルのようなシャンパンと、岡村シェフのスペシャルディナー当日がやって来た。

一週間ほど前からシャンパンは店のセラーで保管して頂いていた。

程よく冷えた ラ・グランダーム1990 を開け、グラスに注いでもらう。
緊張の一瞬。

凄い!という一言が出た。
18年の歳月でシャンパンは色濃く変化している。琥珀色のシャンパンという言葉がぴったり。

そして、味は?
凄い!とまた言ってしまった。こんな熟成されたシャンパンを飲んだのは初めてだ!
ボトルの中で呼吸をしてちゃんと育ってたのだ。濃厚な香りが凄すぎる!
小さく綺麗な泡がなんとも贅沢な瞬間(時間)を演出する。

そして、岡村シェフの最初の皿が運ばれて来た。

「FFETTA TO MISTO」(ハムの盛り合わせ)

自家製のパンチェッタと自家製サラミ、モルタデッラ(ボローニャ風ソーセージ)に
生ハム(サンダニエーレ産)。

パンチェッタとサラミはこのフルコースの為にわざわざ自家製で作ってくれたそうだ。感動です。

しかも、強いシャンパンの味によく合う。美味しくてシャンパンがすすんでしまう。

しかも次に出て来た皿が、「INSALATA DI BOTTARGA」(自家製からすみのサラダ)

またまたこの日のための自家製。申し訳ない。腕ふるい過ぎです岡村シェフ!!

これまたこのサラダがシャンパンに合う!
やばい、メインまでシャンパンが残らない!もちろん、からすみも最高に美味い。

シャンパンを開けて乾杯をした際、一杯だけ料理に使いたいので頂いていいですか?という申し出があったので、もちろんどうぞとグラスに注いだ。

そしてシャンパンを使った料理が次に出てきた。

「RISOTTO CON FRANGOLA E SPUMANTE」(苺とシャンパンのリゾット)

苺のリゾット??
うわぁなんだこれ?と正直最初は思った。リゾットなので、もちろん温かい。
その上に苺?色もピンクだし。おそるおそる一口食べて見る。

ん?よくわからん。

もう一口食べてみる。

ん、ん、さらにもう一口。
んん、んん、んん、もう一口。
なんだこれ?だんだん美味くなってくる。

凄い!!これは美味い!!!

最近はテレビ番組のレギュラーも持つ、某有名作家の書いた本の、「今まで美味いと思う料理は世界中で食べてきたけど、凄いと思った料理は、◯◯◯氏の料理だけだ!」というくだりを思い出させるくらい、凄いリゾットだ。

これは美味い。
絶妙なバランス。甘く濃厚な味にシャンパンの香りが微かにある。凄すぎる一品だ。

リゾットの興奮がさめないうちに次の皿がやってきた。

「TAGLIOLINI CON RICCI DI MARE」(ウニのタリオリーニ)

こちらも自家製生タリオリーニ。
スペシャルだけにかなり手間をかけて作って頂いたようだ。

しかし、イチゴのリゾットの後にはちょっと塩加減が強く感じたのがもったいなかった。

順番なのか?加減なのか?微妙なところだったかもしれない。

単品で食していれば、間違いなく絶品。

「AKAMUTSU ALLA CARTOCCIOBIANCO CON QUATRO CONGCHILIE」(アカムツのホイル包み焼き4種類の貝と)

高級魚のアカムツ。
どんなにしても美味しいと言われる魚をアサリ、蛤、ホタテ、ホッキ貝の4種とホイル包み焼き。これが出て来る前から、結構お腹がいい感じになりつつあったのだが、一口食べて、パンを追加する。

その後、会話もなくアカムツをひたすら食べる。脂がのってメチャメチャ美味い。
パンが来てからはソースにつけながら頂く。なんとも贅沢なホイル包み焼きだ。
シャンパンがもうグラスに少ししか残っていない。

メインもう一皿は、
「QUAGLIA CON FEGATO DI OKA, PANCETTA,CAVOLO NEO,SALSA SUGODI QUAGLIA」(パンチェッタ・キャベツ・フォアグラの入ったウズラの包み焼き)

なんとかシャンパンが残ってくれている間に出て来てくれた。
ナイフを入れて、一口食べる。

美味しい。素直に美味しいと思った。そして、シャンパンにも合う。しかし、僕らはもう満腹だったのだ。悔しい。こんなに贅沢な事はない。満腹感で目の前の素晴しい料理を素直に喜べないのだ。頭に浮かんだのが、去年の美食会。(過去のコラムを参照してください。)

肉のメイン料理が来た頃には満腹で箸が進まなかったことがあった。同じ感覚だった。

しかし、シェフ岡村がこの日の僕らのために作ってくれたスペシャルディナーを残すわけにはいかないので、完食。

最後にはデザート。

「MACEDONIA」(フルーツカクテル バニラアイス添え)

満腹でもデザートはすんなり食してしまえるのが不思議だ。
濃厚なソースの魚と肉料理の後には良い一品。ちょっとアルコールが強かった感があるけど、問題は別なところにあった。数日前に、東京銀座の千疋屋でフルーツポンチを食べて来たのだった。どうしてもそれと比べてしまった。

コース料理の最後のデザートと、単品でしかもフルーツでは有名な千疋屋では、ちょっとハンデがあり過ぎだが、記憶に残ってしまっていた。

しかし、全体を通して、素晴しかった。
改めて岡村シェフ、タパスオキのスタッフ皆様に感謝をします。僕の勝手なワガママを聞いて頂き、この日の僕らのためだけに作ってくれたスペシャルディナー。
堪能させて頂きました。

今度は、ちゃんと普段メニューのガーリックオイル焼きのアヒージョやトリッパを食べに行こうと思う。たぶん、飲んだ帰りにちょっと小腹を満たしにね。

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タパス オキ
http://www.f-times.com/?sponsor_index/sponsor_id=790
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「クリスマスにはこれを飲め!!」

2007年 12月 17日

去年は過ごし方を書かせてもらった。
今年は、クリスマス、もしくは今年中に飲んでおきたいものがある。
それをどういうシチュエーションで飲むか?

ということを書かせていただく。

  その飲んでおきたいものというのは、
「シャンパン」
もっと詳しく言うなら、
「ドンペリニヨン ヴィンテージ」
から上のクラスのもの
だ。
しかし、現実的な価格帯から行くと、
最新ヴィンテージの1999くらいがベストチョイスかも。 

というのも、シャンパンはここ数年ちょっとずつ値上がりしていたのだが、
来年からはさらに値が上がる。
ドンペリニヨンは既に相当額の値上げ額を公表している。
なので、来週のクリスマスが格好つけて飲める最後のチャンスというわけ。
お店で飲む時はあらかじめ価格を聞いておくのも忘れずに。
だいたい2万円前半くらいからだと思うけど。。。

飲みもんだけで2万円強かよ!!と思われるかもしれないが、
来年からは倍になる可能性もある
ので、それを考えると安いかもしれない。
しかし、お店で飲む場合、最低でも1万円以上のディナーを予約しないと合わないかも。
カップルで行くなら、4万強の出費になるのは必至。
数人で行くなら、割り勘できるが、すぐ一本飲み干してしまうので、
次にワインを選んだとしても安ワインでは台無しだ。
ドンペリニヨンを飲むのであれば、それなりの出費は覚悟という訳だ。

去年とは言ってる事がちがうやん!
と思われるかもしれないが、やる時はやらないと駄目なのだ。
ちょっと頑張れば飲めるという値段で飲める最後のチャンスなのだから。
どんなチャンスも逃せないものは逃してはいけない。
 

あとは、どこで飲むか?だ。
もうどこへ行くか決めている人も多いだろう。
しかし、メニューの変更は可能かもしれない。
クリスマス特別メニューしかやっていないといっても、用意が間にあうなら、
シェフはそれ以上の価格を出すならさらに特別なディナーを用意してくれるかもしれない。

どうしても作れないというなら、その予約をキープしたまま、次を探せば良い。
そして次が見つかったら、キャンセルすれば良い。
そこに大事なのは、丁寧な言葉使いだけだ。
横柄な言い方をしてしまうと、キャンセルした後二度といけない店のひとつになってしまう。
二度といけない店と、二度といかない店は違う。
二度といけない店というのは作らない方が良いに決まっている。

もしどうしても見つからない時の必殺技をひとつ。
日本料理はどう?
和食にシャンパン。
寿司屋ではなく日本料理。
クリスマスにあえて和食。
しかし乾杯はドンペリニヨン。

  ドンペリニヨンもエノテークやロゼのように、
香りや味が強いものだとちょっと繊細な日本料理を邪魔してしまうかもしれないから、ヴィンテージ1999くらいがちょうど良いかもしれない。ゆっくり少しずつのんで、最後までシャンパンで通すのもひとつ。
もちろん、飲めるペースなら、メインが来るまでに飲み干し、日本酒にいくもよし。

あとは、ディナーではちょっと飲むのが難しい場合の最後の手段は、バーで飲む。
齢30を過ぎていて、酒が飲める男性ならば、
雰囲気の良いバーの1つや2つくらい知っていないと恥ずかしい。

いつも居酒屋で食って飲んでいるような男は、
いざ格好つけようとしても、格好つけられないから、
高価なプレゼントで格好つけようとするが、
それは長続きしない
ので、気をつけた方が良い。

普段からフレンチやイタリアンに行っていると、余裕も生まれるし、
シェフとも顔見知りになっていれば、カッコもつけさせてくれるだろう。
そうしておけば、ドンペリニヨンも用意してくれるはず。

チャンスをつかむためには、つかむための準備も必要ということだ。
これから一週間、馴染みのレストランを作るのは難しいが、
出来る限りの準備はやっておこう。
やれるだけやれば、必ずサンタはやってくる。
と思う。

ドン ペリニヨン ヴィンテージ 1998 ウェブサイト
http://www.domperignon.com/selection/domperignon-jp.htm